2012年10月23日火曜日

間仕切り 続き

前回、わたした梁の角材に柱、骨を組んでいきます。
今回は作業中、細かく記録し忘れました。




90mm角の梁に90mmx27mmの板で
柱を立てて、同じ材で床にも1本打ちつけます。
梁への固定はL金物のみです。

この90mmx27mmを枠にして、60mmx30mmの
桟木で骨組みを作っていきます。
写真は完成後。
枠に桟木を打ち付けた後に、柱を立てて
枠に打った桟木に固定していきました。




















 

機材が入り、工事の様子がわかりにくいですが、
もう一方の間仕切りも同様に作業を進めました。



































工事メモ-----

材料:
 90mmx90mm 梁用 檜
 90mmx27mm 枠用 ホワイトウッドとホームセンターで売られているもの・・
 60mmx30mm 骨組用 上記と同じ材
施工:
 渡した梁に金物で枠用材を固定。
 枠に骨組みを施工固定は金物。



内装 間仕切り
















床面が完成し、少し工房の荷物、機材を運び入れました。
床の完成後は間仕切りを作っていきます。

大まかには、重作業場と事務スペース、塗装スペース、
そして水まわりとの間仕切りから進めます。

物件には既存の棚板が両壁面にあります。
それは壁面と天井吊で固定されて
かなりしっかりしています。

間仕切りの梁をその棚板に固定して、
その梁を軸に、間仕切りしていく事にしました。

まずは、梁を渡します。

















棚板に梁がのっている状態です。
棚板に直接ボルトで固定しました。





















次回、続き。



工事メモ-----

材料:
 90mmx90mm 角材 檜
施工:
 既存棚板とボルトで固定



2012年9月25日火曜日

床塗装 上塗り編



床の着色を終え、上塗りにはいります。
上の写真は、ステインで着色した状態です。

上塗りに使用する塗料は着色と同じく
大阪塗料工業の水性ウレタン系の
ウォルタという商品です。

大阪塗料工業(正確には株式会社が後につきます)の
塗料の種類は工業用床用塗料(体育館などの床用塗料)から
100%天然原材料の塗料まで多岐にわたり、楽器用にも使用できる
ラッカー、溶剤系ラッカー以外にも楽器に使用してみたいと思う
興味深い塗料がいくつかありました。

また、ワークショップなどの取り組みを通じて、様々な塗料の紹介や
塗り方講習などを老若男女を問わずに開催し、積極的に塗装の
おもしろさを広げる活動をされています。

今回は縁あって、大阪塗料工業のワークショップなども
企画されている方に、工房の床用として最適な塗料の種類などを
紹介していただいた上に、一人ワークショップを受けました!
こんな贅沢をするなら、本当にワークショップを企画すべきでした・・・。
















せっかく講習を受けましたので、詳しめに紹介します。
使用塗料はウォルタ床用という水性のウレタン系塗料です。
液体のときは、淡いオレンジ色をしています。

今回は2度塗りの予定です。
工程としては1度塗り→乾燥→研磨→2回目(仕上げ)となります。
結果的には3回塗りましたが、それは後ほど。

1度目 今回のような吸い込みの激しそうな杉板の場合、
1度目は木に多めに塗布して染み込ますように塗ります。
使用したのはローラー刷毛です。
ウォルタの場合、ローラー刷毛は基本的に
塗面が泡立ちやすいので染み込ますような
塗装以外の場合は使用しにくいそうです。
他には刷毛はもちろんですがスポンジ状の
平刷毛や雑巾などが使える様です。

塗料は塗料10に対して2割ほど水を足します。
薄め方は気温や塗り方によって水の量を調整します。 



際を刷毛で塗って、




主要な箇所はローラーで。
ローラーはトレーで塗料をほとんど切らず
ボトボト状態で塗り伸ばしています。
木に染み込ます感じでたっぷり塗り伸ばしていきます。




上は1回目が終わった状態です。
次は塗膜を研磨します。
板が元々デコボコなので、表面を平らにするための
研磨ではなく、毛羽立ちを取り除いて、2回目の
塗装がスムーズにできるようにする目的での研磨です。
同じ理由で、機械では、すぐに塗膜が剥げてしまい
そうでしたので、手で研磨しました。



ペーパー#320で磨いている。毛羽取りでなでる程度。



ペーパーが終わったら、2回目。
2回目は1度目のような吸い込みは少なく、
すいすい塗れます。それでもまだ吸い込みます。

今回は、これで完成予定でしたが、2回目も吸い込みが
多かったのと塗料が余っていたので、3回塗ることにしました。

2回目の乾燥後(3時間後)、研磨せずにそのまま塗布しました。

そして乾燥したら完了です。




艶やかになりました、この塗料は艶ありと5分艶があります。
5分のものを使いました。
学校の床みたいですね(いろいろあるとは思いますが・・)、
さすが学校用の体育館や床などに使われているだけあります。




鋸目はこんな感じに残っています。





少し明るめに着色された入り口付近。




工事メモ-----

塗料:
 大阪塗料工業ウォルタ床用5分つや
施工:
 塗料を水で希釈。5(塗料):1(水)程度
 刷毛塗り、ローラー塗りなど(3回塗り)





床塗装 着色編















床の塗装です。
さっそく・・・というところですが、写真を撮っておらず
紹介できない工程が塗装前にあります。
それは床の研磨です。
床材にはかなり荒い、鋸で挽きっぱなしの野地板を使用しました。
オービタルサンダーでひたすら片っ端から研磨しました。#100で止めています。
表面の毛羽と、あまりにガタガタになっている部分を取り除きました。

それでは、塗装です。




壁に養生をしました。この生の木の感じもいいですが、
濃い茶色に着色します。
商品名的にはウォルナットです。
着色に使用した塗料は大阪塗料工業の
ダブルステインという水性のステインです。



ステインを水で薄めて、刷毛で塗り、
ウエスで伸ばしながらふき取る、というのが
色がムラにならないコツらしいです。
板の吸い込みのムラが激しいので塗りにくいです。




一度塗りして、ステインが乾いた状態が上の写真です。
こうして乾いている状態ではウォルナット色ですが、
上塗りのクリアを塗るとかなり濃くなります。

これより薄くしたい場合は、最初の色をつくる段階で
水の量を多くしておきます。
濃くする場合は、乾燥後塗り重ねます。最初から濃すぎると
後戻りできなっかたり、色ムラができやすいので、
薄く塗り重ねるのが、ムラなく塗るコツだと思います。

乾燥後、クリアの上塗りにはいります。





工事メモ-----

塗料(着色):
 大阪塗料工業ダブルステイン(ウォルナット)
施工:
 ステインを水で希釈。1(ステイン):2(水)程度
 刷毛塗り、ウエスでふき取り(1回塗り)

2012年9月1日土曜日

増築部床板はり

基礎ができて、いよいよ床はりです。
ここまでくれば後ははるだけです。
まずは、床材の下地になるコンパネはりです。





コンパネは基礎ができてから採寸し、
あらかじめ木材屋さんに切ってもらっていました





ビスでとめていきます。




根太の位置も大丈夫そうでコンパネのジョイント部も
きっちりのりました。普段しない作業はこういう肝心なところが
ちゃんとできているかびくびくします。





下地完成。既存の床部分と同じく野地板をはります。





既存の床にはったのと同じように端からおってはっていきます
床に加工が必要なのはL字の部分の縦挽きくらいです
写真右上の丸ノコ盤が活躍してくれてます。























はれました。

次は床の表面を研磨し塗装準備です。





工事メモ-----

床材:
 コンパネ 1820mm×910mm×12mm
 杉荒板(野地板) 2000mmx180mmx12mm
施工:
 下地コンパネはサイズに裁断後それぞれの位置に配置
 根太にビス(38mmコースレッド)打ち
 板の配置は隅から(今回は既存の床との境界から)壁側面に沿って
 順番に配置、1列目の最後の1枚を必要寸法に切除して
 端材を2列目のはじめの板として使用し配置、の繰り返し
 既存の床板及びその根太に直接ビス(スリムビス40mm)打ち
 ビスは幅方向に3箇所、長さ方向は両端と600mmピッチ(既存根太上)
 接着剤未使用
備考: 
  荒材はサイズが不均等でねじれが発生しているものも
  多く、板同士を加工なしで隙間なく配置するのは不可能
  表面の様子は荒い鋸目
 

2012年8月12日日曜日

増築部の床

前回の土間部分も乾燥しました。

増築部の基礎を続けています。

大引きの土台は、プラ木レンという
高さ調整ができるもの、厚みの違う合板を
組み合わせたりして、レベルが合うように
調整していきます。















床はでこぼこ。既存の床の延長線上に増築するため
既存の床のゆがみとの妥協点をみつけながら、
レベルをだしました。
レーザーがなかったらお手上げ作業でした。





























根太の要り数を間違えました。1本抜けてる!!
次回は床のコンパネ張り、床材張りで
床完成間近。















工事メモ-----

材料:
 大引き用・45mm×90mm角材
 根太用・45mm×45mm角材
 土台用・プラもくレン
 土台用・厚みの違う45mm×45mmの薄板
 接着剤・ツカボンド(ウレタン樹脂系接着剤)
施工:
 大引きは6本を均等に割付(L字突き出している部分の配置は調整)
 大引きの土台となるプラもくレンや薄板を450mmピッチで配置
 土台の高さの目安は前回のレベル調査数値を参考に調整
 土台配置後、レーザーで各場所で再度、根太を乗せて確認
 土台と地面、大引きを接着剤で固定
 根太を接着、ビス(スリムビス70mm)打ち。根太のピッチは300mm
 

土間打ち

本日は土間打ちです。

といっても、左官はしたことないです。

今回も居蔵さんに手伝ってもらい、大助かりでした。

まずは、のり着け。定着がよくなるように。















私は主に混ぜ役です・・・。
塗り役、の居蔵さん。














塗り方を教わったら、自分でやろうとか思っていましたが、
居蔵さんの仕事の丁寧さに甘えて、混ぜ役に徹しさせて
いただきました。
そして、側でどんどん仕上げていってくれはりましたー。
ありがとうございました!!















平行して、増築部の大引きのレベル出しをはじめました。















土台の高さ調整ができるプラ木レンをつかったり、
厚みの違う合板をスペーサーとしてかましたりして
レーザーを使ってレベルを補正していきます。















土間の乾燥を待って、続きは次回です。



工事メモ-----

材料:
 砂・約75kg コンクリート・約50kg
施工:
 HSモルボン(下地ボンド)を全面に塗布後、乾燥
 水平はとらずに地面に沿って均一に塗り広げた
  

 

2012年8月4日土曜日

壁面の塗装

床張りは、増築部分を前に一旦とめて
壁面の塗装をしました。

壁面は塗装屋さんにお願いし、カラーサンプルを
つくりそれを元に調色、塗装してもらいました。















養生する箇所の少ない壁面は、露出配管や隅の部分を
塗ったあと、ローラーでサーッとどんどん塗られていきました。

ピンクがかったオレンジ色でやさしい印象の壁面に仕上がりました。
床の色や、入り口などの基調となる色とあわせて
壁の色を考えたので、内装が進むにつれての
壁の印象の変化も楽しみです。

カメラのホワイトバランスを操れておらず
壁の色はなかなか写真ごとに違いますが
下の様になりました。












工事メモ-----

施工
 中野塗装店(守口市)
 アクリル絵具で色見本を作りペンキで調色
 注文は壁面及び棚板部、既存の壁の剥離部分等は
 剥離防止の処置をしてもらい、パテ埋め等はなし

2012年7月27日金曜日

床張り

前回、張りはじめた床材

昨日は続きです。

床材は、既存の床にじかにビス止めしています。
接着剤は使用しませんでしたので
多めにビスを打って固定しました。
















 縁の仕上げが完成したら、その延長上に増築する
床部分を作っていきます。

もとのコンクリートの床は、勾配がついていたり
平坦でない部分が多いので
自分でレベルをとって床を平坦に仕上げるのは
ハードルの高い作業だなと
ほんの数ヶ月前に、ご縁で知り合った方に
相談を持ちかけると、わざわざ様子を見に来てくださいました。

初対面にもかかわらず、早速あれやこれやと対策を考えてもらい
レーザーで床の高低差をザザーッと書いていってくださいました。

ほんとにありがとうございました。

藏家(くらや)の居蔵さん
http://www.kura-ya.net/
















様子を見に来てくださったり手伝っていただいたり、
みなさまありがとうございました。















既存床部分は張り終えました。


工事メモ-----

床材:
 杉荒板(野地板) 2000mmx180mmx12mm
施工:
 板の配置は隅から(今回は流しの端部から)壁側面に沿って
 順番に配置、1列目の最後の1枚を必要寸法に切除して
 端材を2列目のはじめの板として使用し配置、の繰り返し
 既存の床板及びその根太に直接ビス(スリムビス40mm)打ち
 ビスは幅方向に3箇所、長さ方向は両端と600mmピッチ(既存根太上)
 接着剤未使用
備考: 
  荒材はサイズが不均等でねじれが発生しているものも
  多く、板同士を加工なしで隙間なく配置するのは不可能
  表面の様子は荒い鋸目
 

レーザーでの計測
 貼り終えた床部にレーザーを設置、床工事予定の土間部分に
 450mmピッチで碁盤の目状に墨で印(線の交差部が大引きの
 土台を設置する場所)をした後に線の交差部からレーザーまでの
 高さを計測し交差部に数値を記入
 高低差を調べ各箇所での大引きの土台の材の必要高さを求める 

2012年7月26日木曜日

床考

工房のレイアウト図をひととおり、考え終えて
既存の土間部分は、ほとんどを床張りにします。


ということで、床張りが場所づくりの最初の作業となります。

現在、床面は土間部分と既存の床張り部分に分かれています。

photo:入口側の土間と写真手前の床部分














まずは既存床のチェックです。
構造的には根太工法で根太に12mmのコンパネをうったあとに
Pタイル。

ところどころ、ペコペコしてコンパネがたわむ部分があります。
そしてあて木をして補修してある箇所も。















あて木をはがしてみると、













穴が空いていました。

今回、既存床面は
Pタイルの上に杉板の荒材を張る予定です。
コンパネに空いたこの穴は、補強すべきものか・・・。

杉板の厚みと幅、穴空き部分の周りの強度の感じで
そのままでいけると判断し、今日一部を仕入れた
床材をはりました。

幅180mmの野地板用の杉荒材を使用します。
張ったあとに表面をサンディングし、オイル系の塗装をする予定です。